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合成スケール・精製グレード
DNA(9本以上)・RNA・特殊合成ご注文者様限定ガチャ開催いたします。
合成スケール
合成スケールは以下をご用意しております。mg単位をご希望の場合はこちらをご確認ください。
合成スケールとは合成開始時の試薬量のことを指し、保証収量とは異なります。
合成スケール | 精製方法 | 対応塩基数 | 備考 |
OLIGO KIDS ※2本以上の注文から |
ゲルろ過 | 11-30mer | |
簡易カラム | |||
25nmol | ゲルろ過 | 11-30mer | |
簡易カラム | |||
簡易カラム(MS測定付) | |||
HPLC | |||
0.05µmol | ゲルろ過 | 11-50mer | |
簡易カラム | |||
簡易カラム(MS測定付) | |||
HPLC | |||
0.2µmol | ゲルろ過 | 11-50mer | ※ 10mer以下 対応可能! |
簡易カラム※ | -70mer | ||
簡易カラム(MS測定付)※ | -50mer | ||
HPLC※ | -99mer | ||
イオン交換HPLC | 11-30mer | ||
PAGE | 11-99mer | ||
1µmol | ゲルろ過 | 11-50mer | ※ 10mer以下 対応可能! |
簡易カラム※ | -70mer | ||
簡易カラム(MS測定付)※ | -50mer | ||
HPLC※ | -120mer | ||
PAGE | 11-200mer | ||
高純度 | 20-50mer |
精製グレード
精製方法の選択目安は下記表をご参考ください。
下記の表は、実験の成功可否を保証するものではございません。
◎=推奨グレードです。
〇=通常問題なく使用できます。
△=配列や修飾基によります。ご相談ください。
×=お勧めできません。
使用例 | 精製方法 | |||||
ゲルろ過 | 簡易カラム | HPLC | イオン交換HPLC | PAGE | 高純度 | |
遺伝子増幅用 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
シーケンスプライマー | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
サブクローニング目的の 遺伝子増幅*1 |
× | 〇 / △ | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
Degenerated DNA*2 | 〇 | 〇 | × | × | × | × |
変異導入 | × | × | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ |
人工遺伝子 | × | × | 〇 | △ | ◎ | △ |
- *1 30mer 以上の場合や目的クローンを多く得たい場合などはHPLC、PAGE 精製品がお勧めです。
- *2 Degenerated DNA は、Mix 塩基が挿入されている合成DNA です。
ゲルろ過精製
ゲルろ過精製は、合成過程で生じる遊離保護基などを取り除く方法です。
精製の原理上、分子量の大きなものは除くことができません。
したがって、塩基の欠損した合成DNAはそのまま残ることがあります。
また、短鎖(10mer以下)DNAの場合は回収量を大幅にロスすることがあります。
基本的にDNA断片の増幅用に適しています。
簡易カラム精製
簡易カラム精製は、逆相カートリッジカラムによる精製方法です。
ゲルろ過精製よりも高い精製度を保ちます。
しかし、鎖長が長い場合は樹脂の性質上、十分な分離能力を発揮できない場合があるため、弊社では70mer以下を推奨いたします。
シーケンス用プライマーやサブクローニング目的のPCRに適しています。
■ 製品比較結果 ■
30merDNA 逆相HPLC分析比較結果
簡易カラム精製(MS測定付)
上記の簡易カラム精製後、LC-ESI-MSによって目的物の存在を確認します。
ただし、LC-ESI-MSの性能上、50mer以下の製品に限ります。
HPLC精製
長鎖(30mer以上)および各種修飾DNAに用いられるなど、適用範囲の広い精製方法です。
特に合成過程で生じる多くの不純物を除くことができます。
弊社では逆相カラムを使用したHPLC精製であり、50mer以下の製品についてはLC-ESI-MSによって目的物であることを確認しています。
変異導入、アンチセンスなどの高精度な実験を行う際にご選択ください。
■ 自社製品結果 ■
40merDNA 逆相HPLC分析
一般的なHPLC精製品(純度=90.24%) 弊社独自のHPLC精製品(純度=98.32%)
イオン交換HPLC精製
塩基単位で分離可能な精製手法であり、合成過程で生じる塩基欠損物の分離が従来のHPLC精製よりも容易です。
50mer以下の製品についてはHPLC精製品と同様に、LC-ESI-MSによって目的物であることを確認しています。
より高純度の目的物をご希望の場合には、逆相HPLC後のイオン交換HPLC精製をお勧めいたします。(詳細は高純度精製をご参照ください)。
PAGE精製
PAGE精製は、ポリアクリルアミドゲル電気泳動で精製した高純度なDNAです。
50mer以下の製品については、LC-ESI-MSによって目的物であることを確認しています。
長鎖DNAや人工遺伝子の作製などに適しています。
合成DNA150mer PAGE精製品
高純度精製
20-30merはHPLC精製とイオン交換HPLC精製、31-50merまではHPLC精製とPAGE精製を組み合わせて精製します。
このような精製方法の組み合わせによって、塩基欠損やその他の不純物除去に威力を発揮し、av.98%を実現しました。
高精度が要求される実験にお勧めです。
- ※ LC-ESI-MSによる質量分析は、50mer以下の製品に限ります。
20-30mer : HPLC 精製+イオン交換HPLC 精製
31-50mer : HPLC 精製+PAGE 精製
合成DNA25mer 高純度精製品 純度=99.93%