アニーリングについて

アニーリングについて

アニーリングとは、相補的な2本の1本鎖DNAやRNAが結合して2本鎖を形成することを指します。
加熱により1本鎖に分離したDNAやRNAは、冷却することで相補的な鎖を認識し、2本鎖を再形成します。

 

弊社では、相補配列のペアでの合成をご依頼いただいた場合、ご希望に応じて無償でアニーリング処理を行っています。
弊社で検証した相補配列同士では、以下のアニーリング手順で問題なく2本鎖を形成しました。

【アニーリング手順】
RNase freeの純水※1で任意のモル濃度に溶解する。
アニーリング用のバイアル※2に両鎖溶液を等量(等モル)採取、混合する。
Vortexする。
95℃の恒温槽に5分静置する。
恒温槽からバイアルを取り上げ、穏やかに室温で冷却・静置する。
20分以上冷却後、バイアルが室温であることを確認して完成。
必要に応じて乾燥させる場合は、減圧下、低温にて蒸発乾燥作業※3を行う。
※1 純⽔以外でもアニーリング⽤の任意のバッファーを使⽤可能です。
※2 95℃の温度に使⽤できる材質で密栓できるもの。PP 製のスクリューキャプ式の2mL チューブなど。
※3 減圧遠⼼機による乾固や凍結乾燥等が適応可能。
(例)アニーリング前後の電気泳動写真
※ 注意事項
本サービスによる正常な2本鎖形成の保証はしておりません。
配列によってはうまく2本鎖が形成されない場合がございます。
電気泳動等による2本鎖形成の確認は実施しておりません、あらかじめご了承ください。

 

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